今回は、幼稚舎を目指すご家庭に、まず最初にお伝えしたい「前提条件」についてお話ししたいと思います。

受験対策の方法や、何をやればいいかという話の前に、
まず知っておいてほしいことがあります。

それは、

幼稚舎受験は、スタートラインがみんな同じではないという現実です。

これは決してネガティブな意味ではありません。
むしろ、この現実を早い段階で理解できているご家庭ほど、正しい準備ができ、合格に近づいていくと感じています。

私立幼稚園 → 小学校受験という流れのご家庭が多い

港区近辺の場合、幼稚舎を目指すご家庭の多くは、

私立幼稚園に通い、そこから小学校受験をする
という流れのご家庭が多い印象があります。

ということはどういうことかというと、

幼稚園受験をして幼稚園に入園し、
そこから3年間幼稚園に通い、
その間に小学校受験の準備をしていく、という流れになります。

つまり、

小学校受験の準備は、幼稚園に入る前から始まっているご家庭も多い
ということになります。

実際には、1歳〜2歳、遅くても3歳頃から幼児教室に通い始めているご家庭もあります。

  • どの幼児教室に通うのか
  • どんな運動が必要なのか
  • 行動観察ではどんなことが出るのか
  • 生活習慣は何が必要なのか
  • 家庭では何をすればいいのか

こういった情報を早い段階から集め、準備を進めているご家庭が多いのが現実です。

特に、幼稚舎の卒業生のご家庭や、兄弟が在籍しているご家庭などは、
流れや準備の仕方をよく知っているため、準備のスタートがとても早いです。

横一線の勝負ではないという現実

ご存知の方も多いかもしれませんが、幼稚舎には

  • 卒業生のご家庭
  • 代々通っているご家庭
  • ご兄弟が在籍しているご家庭

のお子様がいらっしゃいます。

学校が公に発表していることではありませんが、
長年受験に関わっていると、そういったご家庭が多いのは事実です。

ただ、ここで勘違いしてはいけないのは、

そういったお子様に能力がないかと言われたら、決してそんなことはありません。

むしろ、準備がとても早く、経験も多く、しっかり努力されています。

  • 幼稚園受験
  • 幼稚園での3年間
  • 小学校受験対策

これらを何年もかけて準備してきたお子様たちと、同じ試験を受けることになります。

だからこそ、

幼稚舎受験は横一線の勝負ではない
という現実をまず知ることがとても大切です。

年中・年長から始めるなら最低2年間は本気で取り組む必要がある

では、年少から準備していないともう無理なのか、というと、
私はそうは思っていません。

年少の段階では、まだ理解力も発達途中ですので、

  • 教室に慣れている
  • 指示を聞くことに慣れている
  • 集団行動に慣れている

こういった部分ではアドバンテージはありますが、

年中・年長の2年間、本気で取り組めば挽回は十分可能
だと私は考えています。

ただし、

年長の1年間だけ頑張って合格する、というのはなかなか難しい
というのも現実です。

最低でも2年間、本気で取り組む必要はあると思います。

受験で見られているものは1年では作れない

小学校受験では、

  • 生活習慣
  • 行動
  • 運動能力
  • 指示行動
  • コミュニケーション
  • 家庭環境
  • 家庭での関わり方

こういったものが総合的に見られます。

これらは、数ヶ月や1年で作れるものではなく、
何年もかけて積み上げてきたものが出ます。

だから大切なのは、

遅れているかもしれないという事実を知ることではなく、
ここからどう差を埋めていくかを考えること。

ここが、受験対策のスタートだと思っています。

次回は「幼稚舎で本当に見られているもの」について

次回は、

幼稚舎の試験で本当に見られているもの
なぜ運動ができる子が強いのか

このあたりについて、詳しくお話ししていきたいと思います。