― 年長で伸びる子に共通する「土台」の話 ―
前回の記事では、
「理解力」「聞く力」「反映する力」
といった点についてお話ししました。
今回はその続きとして、
「その力を年中のうちにどう作っておくか」
という視点でお話しします。
多くのご家庭が年中で意識しがちなこと
年中さんになると、
・形をきれいに整えようとする
・細かい注意が増える
・完成度を求めすぎてしまう
こうした傾向が出やすくなります。
もちろん丁寧さも大切ですが、
年中の段階でそこを最優先にする必要はないと感じています。
年中で一番大切だと感じていること
年中さんで一番大切だと考えているのは、
「大枠の力」を作ることです。
完成度はいりません。
荒削りでいい。
でも、
・体を大きく使える
・出力が大きい
・思い切り動ける
この土台を、年中のうちに作っておきたいと考えています。
とにかく「投げる力」を強くする
その中でも、特に重要だと考えているのが
ボールを投げる力です。
年長さんで一番苦労する種目は、
やはりボール投げです。
投げる動きには、
・体をねじる
・体幹で支える
・上下半身を連動させる
といった要素がすべて含まれています。
投げる力が強い子は、
ねじる力が強くなり、体幹も安定してきます。
その結果、
・スキップ
・腕を振って走る
・動きの切り替え
といった種目の習得が、とても早い傾向にあります。
「取る」経験が育てる別の力
投げることと同じくらい大切なのが、
ボールを「取る」経験です。
取る動きが増えることで、
・距離の調整が上手くなる
(ゴム弾やフープに入れるなど)
・指先が器用になる
・投げ上げなどの課題で苦労しにくくなる
といった力が育ちます。
これは、
目と体、指先をつなぐ力を育てる上で
非常に重要な経験です。
年中で作りたい「走る力」
走る力についても同じです。
ここで言う走る力は、
長い距離を走り続ける体力ではありません。
・10〜30秒程度
・行って戻ってが速い
・何周してもスピードが落ちにくい
こうした短距離の速さを、
年中のうちに体に入れておきたいところです。
年中は荒削りでいい
年中の段階では、
・形が多少崩れてもいい
・雑でもいい
まずは
大きく動ける体を作ることを優先します。
年長になってから、
・フォーム
・正確さ
・指示への対応
を整えていけば十分間に合います。
日常生活で身につけてほしいこと
体操と同じくらい大切なのが、
日常生活での自立です。
特に意識してほしいのは、
・自分のことは自分でやる
・靴は立って履く
・道具をしまう時は膝をつかない
・着替えを最後まで自分でやる
これらの習慣は、
年長になってから必ず差として表れます。
正直に感じていること
甘えが強いまま年長になると、
後で苦労するケースが少なくありません。
だからこそ、
年少〜年中の余裕がある時期に少しずつでも確実に
自立の習慣を作っていくことが大切だと考えています。
まとめ
年中さんで一番大切なのは、
・投げる・走るといった大枠の力
・荒削りでもいいから枠を大きくすること
・日常生活での自立習慣
年長になると、
受験に向けてやることは一気に増えていきます。
だからこそ、
一番余裕のある年中のうちに土台を作る。
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